改めてこのページで攻略情報を書いていると、サイト開設当時と考え方が変わった点や、ほころびなど気付くこともあります。ここに記していくだけでなく、本編の方にも反映させていければいいなと思います。
COM軍団の行動パターンを読めば、攻め手が伏兵を仕掛けることも可能になります。「侵攻に関して」のページで触れていることと一部繰り返しになりますが、以降の戦いではもっぱらこの伏兵戦術を用いて戦っていくため、改めて説明を載せておきます。
例として、モンゴル編:第1国を模した右図を用います。
この場合でいえば、守備側第1軍団から2マスの距離(赤線)に入った時に、表に出ている第3軍団が向かってきます。
さらに、総大将に隣接(青線)すると、伏兵している守勢第2軍団が飛び出してきます。
核となる第1軍団はというと、逃げ出せる国があり、ピンチになった時(前編参照)に動くぐらいで、それ以外のときは城マスにこもったままです。第1軍団から攻撃を仕掛けてくることはありません。
このCOM軍団の習性を利用して、こちら側が引っ掛けようとするわけですが…具体的な方法を以下述べていきます。
この状況ならば、右図のピンクの枠が点滅している森林マスが唯一の伏兵ポイントです。が、単純にこのマス目指して「行軍」を指示したところで、待っているのは第3軍団との普通の野戦です。この森林マス自体が第1軍団から2マス以内にあるため、当たり前ですね。
私のプレーでいうと、このマスに向かわせるのは蒙古騎兵を4部隊率いるチンギス・ハーンなので、普通に野戦しても十分勝てると思います。それでも、より有利な状況で戦うにこしたことはありません。
どうすればこのピンク枠で伏兵戦をできるかといえば、次のように行動します。まずは赤線の中に入らないよう誘導し、ピンク枠の手前まで軍団を動かします。
続いて、「戦争情報」コマンドでこの軍団の機動力を確認。天候が晴れ/曇りで、機動力が12以上であればピンク枠に伏兵を指示します。なぜ12以上かというと、(晴れ/曇りのときに)森林マスに移動するのに6、伏兵をするのに6の機動力を要するからです。
1ターン内で移動と伏兵を行うため、これを以後「すべり込み伏兵」と呼ぶことにします。
こうしてすべり込んだ訳ですが、まだ未完成です。このとき敵第3軍団は「敵がどこかはわからんけど近くに入ってきた!じゃあ仕方がないから見えている奴を叩こう」という判断を下します。
つまり、うまく伏兵に引っ掛けさせるためには、囮となる伏兵していない軍団の位置取りも重要になります。すべり込んで伏兵をする前に、あらかじめうまい位置に引っ張っておきましょう。
倒せたなら、次は伏兵中の第2軍団を狙います。このマップでは伏兵の位置は同じです。改めて森林マスに伏兵させ、囮の役をCOM第1軍団に隣接させます。
すると、第2軍団はこの囮役を排除しようと向かってきます。向かってきたが最後、今度はこちらの伏兵に引っかかる、という、私がサイトの中で「伏兵返し」と呼んでいる対処法です。
ようやく世界制覇への道を歩みだした神聖ローマ帝国ですが、現在のユーラシアの勢力図は以下のようになっています。
色 | 国名 | 色 | 国名 | 色 | 国名 | 色 | 国名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
西夏 | ウイグル王国 | 鎌倉幕府 | 大越・大理連合 | ||||
アイユ−ブ朝 | カリフ領 | インド諸王朝 | キエフ公国 | ||||
ポーランド王国 | 神聖ローマ帝国 | アンジュー朝 | カペー朝 | ||||
スペイン諸王朝 | ドイツ騎士団領 | フイナーケス諸族 |
以降、5年おきにこの地図を出して国取りの様子を示していきます。
手始めの遼東戦。鎌倉幕府を先の防衛戦で撃退したため、ここには3部隊しか残っていなかったので逃げられる。施し、配分変更と方針指示を終え、翌年秋に第10国へ侵攻。
攻勢(7部隊) | 守勢(8部隊) | |||||||
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軍団 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 |
1 | ハインリヒ6世(王) | B | C | 蒙古3 | 北条忠氏(王) | C | C | 武士1、長弓3 |
2 | チンギス・ハーン | A | A | 蒙古4 | 李文広 | B | C | 重歩4 |
すべり込み伏兵で第2軍団を撃破。攻略後はここの在野史実将軍・李奎報(CDDB体力11・16歳)を登用。
さっきのお返しとまではいかないけれども、日本を陣容を整えられる前に叩き(武士が怖いので)、鎌倉幕府を滅ぼす。
その後海を渡って華南・華北の順に攻略(西夏)。東アジアを回り終え、これからアジアの覇権を巡って対峙するのはインド諸王朝。龍のように伸びた領地、その頭に当たる遼東を叩く。
攻勢(7部隊) | 守勢(10部隊) | |||||||
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軍団 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 |
1 | ハインリヒ6世(王) | B | C | 蒙古3 | バルラーラ2世(王) | B | C | 蒙古4 |
2 | チンギス・ハーン | A | A | 蒙古4 | 劉元順 | C | B | 蒙古4 |
3 | 朱文明 | C | C | 象兵2 |
蒙古騎兵計8部隊を含む豪華仕様。たとえチンギスでもかなり苦戦して、どうにか部隊の損失なく倒せたという感じ。
唯一の救いは、この国をビンボーにしておいたので、城攻めが楽だったこと。
続けてモンゴル高原を奪還。今度は楽な編成。ちなみにバルラーラ2世は逃がしている。処刑することでプリトビラージャが独立したり国王になったりするのを防ぐため。配下将軍の状態で捕縛したい。
その後一旦奪われた華北を取り返し、続けて甘粛も落とす。これで大越・大理連合は消滅。あまり伏兵の活躍する機会がない…
攻勢(7部隊) | 守勢(9部隊) | |||||||
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軍団 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 |
1 | ハインリヒ6世(王) | B | C | 蒙古3 | トラチゼドラ(領) | E | E | 短弓2、象兵2 |
2 | チンギス・ハーン | A | A | 蒙古4 | デセヒヌタ | C | C | 軽歩2、短弓2 |
3 | ノガホイ | C | C | 軽歩1 |
ちょうど上の説明に用いた例と同じような状況。まずはすべり込んで第3軍団を攻撃(軽歩兵1部隊だけど)。その後は伏兵返し。
戦争終了後にはチンハイを登用。
翌ターンはチベットへ。ここにはインド諸王朝が南から勢力を伸ばしてきていたけれども、3部隊しかいなかったので安南に逃げられる。サンギェーを配下に加えた。
次は3度目の華北侵攻。華南を攻めてくれていた方が、一筆書きで進められたのに…。それでも守将のプリトビラージャを迎え入れ、領主向けの人材が増えてホクホク。
その後は華南への移動。国王:ハインリヒ6世は政治C・体力13なので、部隊の移動・物資の輸送・国王の移動で2ターンを費やすハメに。
色 | 国名 | 色 | 国名 | 色 | 国名 | 色 | 国名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
アイユ−ブ朝 | カリフ領 | インド諸王朝 | キエフ公国 | ||||
ポーランド王国 | 神聖ローマ帝国 | アンジュー朝 | カペー朝 | ||||
スペイン諸王朝 | ドイツ騎士団領 | フイナーケス諸族 | ブラユ朝 |
我が神聖ローマ帝国の領土には、以下の面々を配置しています。「キャンセル将軍」というのは、空いた領地に新しい領主を任命する際、手持ちの将軍から新領主を選択しなかったときに抜擢した架空将軍のことです。
国No. | 国名 | 領主名 | 政治 | 体力 | 文化 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | モンゴル高原 | チウバート | D | 13 | 西欧 | キャンセル将軍 |
4 | 遼東 | トーヌベスト | E | 14 | 西欧 | キャンセル将軍 |
5 | 華北 | 朱熹 | A | 8 | 中国 | 史実将軍 |
6 | 甘粛 | ブシソバート | E | 14 | 西欧 | キャンセル将軍 |
7 | 高昌 | ベシトゥス | E | 6 | 西欧 | キャンセル将軍 |
9 | チベット | チンハイ | B | 10 | 中央アジア | 史実将軍 |
10 | 朝鮮半島 | 李奎報 | C | 11 | 中国 | 史実将軍 |
11 | 日本 | シュヴァーベン公 | C | 11 | 西欧 | 親族・史実将軍 |
12 | 華南 | ハインリヒ6世 | 本国 |
現時点での金欠飽食国(食糧収入のみ割り当てた国、前編参照)は下図の灰地の国です。
高昌はキャンセル将軍の領主:ベシトゥスの能力が低いためにまだ配分変更できていません。行動力に余裕がある際に適任者を派遣する予定です。
攻勢(7部隊) | 守勢(9部隊) | |||||||
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軍団 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 |
1 | ハインリヒ6世(王) | B | C | 蒙古3 | サロヘフドラ(領) | E | E | 重歩1、長弓1、 象兵2 |
2 | チンギス・ハーン | A | A | 蒙古4 | 劉大広 | C | B | 重歩4 |
3 | 李徳広 | C | C | 重歩1 |
コンシューマ版では使えない、一番東の列を使っての釣り出し。第2軍団は第1・3軍団に邪魔されているため、こちらの伏兵にまんまと引っ掛かる。今回は仕方なくハインリヒも使っての戦い。
その後、ビルマ→ヒンドスタン→南インドと順調に進み、パンジャブでインド諸王朝との最後の戦い。
攻勢(7部隊) | 守勢(9部隊) | |||||||
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軍団 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 |
1 | ハインリヒ6世(王) | B | C | 蒙古3 | ソニエクラ(王) | C | B | 短弓4 |
2 | チンギス・ハーン | A | A | 蒙古4 | ダキメドラ | C | C | 軽歩4 |
3 | ヌロノヤジャヤ | B | C | 軽歩1 |
この画像下部のやり方もコンシューマ版では使えない手。PC版はラクなのか?
ともあれアイバクを登用。
以降はカリフ領との戦い。トルキスタンは3部隊しか駐留しておらず、すんなり占領。ソケムを拾う。その後もビンボー国のジュンガリア・キプチャクの敵を撃破し、ペルシアに到着。
攻勢(7部隊) | 守勢(9部隊) | |||||||
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軍団 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 |
1 | ハインリヒ6世(王) | B | C | 蒙古3 | ナートゥー(王) | E | E | 短弓1、軽弓2、 突撃1 |
2 | チンギス・ハーン | A | A | 蒙古4 | アブドゲモユツ | C | B | 軽歩4 |
3 | アル・ドユヤハ | C | C | 軽歩1 |
第3軍団を屠った後、伏兵中の第2軍団に触れないよう、ぐるーっと迂回して向こう側から伏兵返し。
カリフ領を破り、ここからは本格的なイスラムとの対決。ビンボー国になるよう細工をしつつ、アラビア→小アジア→シリアと進撃していき、エジプトを守るアイユ−ブ朝と対決。わざわざ表記ママの「アイユ『−』ブ朝」にしているのは私のイヤミ。
攻勢(7部隊) | 守勢(7部隊) | |||||||
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軍団 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 |
1 | ハインリヒ6世(王) | B | C | 蒙古3 | サラディン(王) | B | A | 軽弓3、突撃1 |
2 | チンギス・ハーン | A | A | 蒙古4 | イブンゾスー | C | C | 短弓1、突撃2 |
この状況は運任せ。引っ掛かってくんないかな〜と思っていたら、たまたま草原を行ってくれた。
これでアイユ−ブ朝は滅亡。戦争が終わってホッとしたのもつかの間、側背を心配する必要のないスペイン諸王朝が全軍を率いてエジプト来襲!
守勢(7部隊) | 攻勢(10部隊) | |||||||
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軍団 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 | 将軍名 | 戦闘 | 指揮 | 編成 |
1 | ハインリヒ6世(王) | B | C | 蒙古3 | フーウベスト(領) | E | E | 短弓1、軽弓3 |
2 | チンギス・ハーン | A | A | 蒙古4 | アル・テジサー | C | C | 軽歩1、短弓3 |
3 | イブンオソーゼ | C | C | 軽歩2 |
とはいえ、このマップではこうやって伏兵していれば勝手に引っ掛かってくれるので、それほど苦にせず撃退成功。
その後マグリブを無血開城させ、1部隊しかいないイベリアでの戦いを終え、ここで中編終了。
欧州に帰ってきた神聖ローマ帝国。世界制覇も目前。